うつの診断をしっかりと受け止める|早期治療を目指す

手を伸ばす男性

前向きに生活していますか

医者と看護師

気が付かない時もあります

日々の忙しさや耐え難い人間関係など、その人にとってストレスとなることはたくさん溢れています。その中で、家族や友人に相談したり、ストレスを発散させようと趣味や楽しみを見つけては明日の活力にして過ごしている人がほとんどです。しかし、中には自分のストレスを溜めこみすぎてうつに至る場合が増加してきています。医師の診断では、うつに至る変化を見つける事が大切といわれています。最近ふさぎ込んで元気がなかったり、物忘れが多くてふとした出来事を思い出せない事があります。今日の朝食を忘れてしまったり、好きだった趣味に関心を示さなくなることもうつの兆候の一つです。家族や会社の同僚から見て、服装に無頓着になったとか、無断欠勤や不登校が続いていると気づいた時には心療内科の医師に診断してもらうとよいでしょう。うつの症状は自分では気が付きにくく、周囲の人が感知しないと診断のタイミングが遅れ、症状が悪化してからの治療になります。最近急激に痩せてきたり、食事をしていても味がわからないなどの症状がある場合には心療内科の受診を勧めるとよいでしょう。出来れば家族同伴で受診し、家族のバックアップの下、治療に専念するとより安心できます。

さまざまな治療

心療内科や精神科は、精神保健指定医師の資格を持つ臨床心理士や精神保健福祉士がいて、認知行動療法や薬物療法によって回復に努めていきます。うつに対する偏見は厚生労働省が五大精神疾患として認可してから少なくなってきています。この症状になる世代も幅広く、特に中高年に多く発症するといわれています。高齢者の増加に伴い発症率が高まる場合があり、労災認定や不当な解雇がないよう国が管理を強化しています。うつと症状が似ているものに躁うつ病があります。躁の状態が見た目に元気に映るので診断が難しく、躁と鬱のサイクルや波をいかに抑えるかを考慮した治療になります。躁うつ病は若年層に比較的多く、気分安定剤や抗精神病薬を使用して治療していきます。一方、うつ病は抑うつ状態のみが発症する為、抗うつ剤を使用して治療していきます。感情を調整しているセロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の動きを正常に働かせるための薬で、選定したものによって副作用が伴います。吐き気や消化器系の不具合が数週間続きますが、その後副作用は退いていき、本来の薬の効果が出てきます。薬物療法と共に必要なのが専門医と共に行う認知行動療法です。否定的になった思考を取戻し、前向きに考えられるよう長期に治療を重ねる事で回復に向かっていきます。